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キャラのMY設定を大公開

ー銀河狂想曲ー

「銀河狂想曲」とは、蒼麻乃が作りだしたまったくデタラメなオリジナルストーリーです。銀英伝中の既存キャラと一緒に、これまたデタラメなオリキャラヒロインが元気に飛び回っています。
 この世界の中では主要キャラはほぼ全て生き残っていまして、ほのぼのとは多少(大いに?)違うものの、過程はどうあれ「最後にはハッピーエンドを!!」を目指して創作しています。

ーあらすじー

 帝国軍元帥である実父(帝国貴族/侯爵)が出撃する際、悪戯心で艦に忍び込んだヘネラリーフェは、だがそのまま父と一緒に最前線に向かうことになってしまった。
 不幸な必然と偶然が重なり、父は宮廷の権力闘争から波及した陰謀に巻き込まれ、戦場に散った。ヘネラリーフェは父の最後の尽力により、敵将であるアレクサンドル=ビュコックに預けられ、同盟首都ハイネセンで彼の養女として育つことになる。
 それから数年後、ヘネラリーフェはビュコックの実子であり自らにとっては義兄にあたるダグラス=ビュコックと婚約にまで至り、正に幸福の絶頂にあった。が、それもダグラスの戦死によってもろくも崩れ去ってしまう。
 更に数年後、ヘネラリーフェは軍人として歩みだし、運命の出合いを経て第十三艦隊、つまりヤン艦隊に配属。分艦隊司令としてイゼルローン要塞に赴任した。
 ダグラスの死後、他人に心を開けないままのヘネラリーフェをヤン艦隊の面々は暖かく迎え、彼女に輝かんばかりの笑顔を取り戻させた。だが、激しくなる戦火は束の間の安息さえも奪いとってしまう。
 宇宙暦798年、帝国軍はガイエスブルグ要塞をイゼルロ-ン回廊に送り込むという無茶な攻撃を仕掛けてくる。
 ヤン不在の中でイゼルローン駐留艦隊は必死の防衛、駆け付けたヤンと共にガイエスブルグ要塞と帝国軍艦隊を撃破することができた。だが、ヘネラリーフェの過酷な運命はここから始まる。なんと、帝国軍が援軍としてロイエンタールとミッターマイヤーの艦隊を送り込んできたのだ。
 すぐには動けないヤンに変わり、出撃したのはヘネラリーフェ。彼女は味方を助けるために、ある捨て身の戦法に出る。それは自らの命を盾にする正に自殺行為だった。死を覚悟した彼女は、だがこともあろうにロイエンタールに救出されてしまう。
 敵将と捕虜……決して相容れない二人は、憎しみと哀しみの交錯する中無意識な心の奥底で少しずつ互いに惹かれていく。だが……

Character setup

- ヘネラリーフェ・セレニオン・フォン=ブラウシュタット -
(Generalife Selenion von Blaustadt)

height:165
weight:ナイショ
4size:B.87 UB.70
W.58 H.84
size of shoes:23
blood type:AB
weak point:雷

 とにかく、蒼麻乃の萌えキャラ・ロイエンタールを幸せにする為だけに生み出したようなオリキャラでしょう(笑)
 このキャラが生まれたのは、記念すべき創作第一段作品で、銀河狂想曲のプロット以前のことです。当初のヘネラリーフェは、琥珀色の髪ではなく、漆黒の闇色の髪でした。瞳の色は今と変わり無しですが。
 生い立ちも現行の彼女とは随分違い、生っ粋の帝国生まれの帝国育ち。軍人になる設定は同じですが、帝国育ちということからわかるように、彼女が属した陣営は帝国軍でした。が、その設定では実は頭打ちになってしまい、ある時期から創作できない状態になってしまったのです。そこで新たに考え直した設定が現在の銀河狂想曲になるわけです。
 ここでヘネラリーフェを帝国生まれの同盟軍人にしたのには、訳があります。結局、彼女が帝国人のしかも貴族階級では、決してロイエンタールを幸せにはできないだろうと思ったのです。
 かといって、純粋に民主国家の人間にしても、これまた先制国家育ちのロイエンタールとは恐らく生涯相容れないだろうとも思いまして……そうしたことを踏まえて出した結論は、ロイエンタールの育った環境や貴族社会の矛盾点を知りつつもその矛盾した社会とは懸け離れた別世界をも知った女性ではないと、彼のすべてを受け入れ抱きとめてやれるような懐の大きさを持ち合わせた人間にはなり得ないということに考えが至りました。
 その結果、生まれは生っ粋の帝国貴族でありながらも諸処の事情で同盟で育ち、更にロイエンタールに出会わせる為に軍人にしたわけです。
 無論そのプロットが形になり始めた段階で、私の頭の中には「折角同盟を絡ませるのだから」と、ヤン艦隊の面々及びビュコックさんを絡めることも、しっかり浮かんでいたのですが(笑)
 さて、艦隊司令官としての才能と恵まれた友人関係、美貌、知性、優しさ、慈悲深さ、そして繊細さと大らかさと、とにかくなんでも揃った完璧人間に見える彼女ですが、その実その設定にはさすがに無理があるような気がしまして(親しみも湧きにくいですし)、考えた結果なんでも揃ったパーフェクト人間に見える彼女を、意外に短気でお祭り好きで、尚かつかなりぶっ飛んだ性格にしてしまいました。
 無論それには、とことん後ろ向きな性格であるロイエンタールを、何がなんでも幸せにしてもらわなくてはならない大役がある彼女には、常に前向きな姿勢を貫いてほしいとの想いがあったからです。それ以前に、女性蔑視が激しいロイエンタールが惚れてしまうくらいの女性にしなくてはならないということが最優先課題でもあったのですが(^^;)
 かと言って、彼女は決して脳天気な人間でもありません。彼女の度量の大きさや慈悲深さは、辛く哀しい過去に培われたものなので、そのことで度々弱さや脆さが覗いたりしてしまいます。
 普段は彼女の温もりに包まれ守られている感のあるロイエンタールですが、でも彼も決して弱いばかりの人間ではないので、ここで攻守交代とでも言いたげに守り守られる仲が逆転したり。つまりは、お互いがお互いの欠点を補い、うまく支えあう仲とでも申しましょうか。
 が、先ほども申し上げたように、最初に作り上げたヘネラリーフェは、実は現在のヘネラリーフェほどぶっ飛んだ性格では勿論なく、生っ粋の帝国人らしく実に真面目な女性でありました(笑) どちらかと言うと、優しいんだけどキツさの方が際立っていたように思えます。
 そうですねぇ……人形のような美しさを備えた女性とでもいいましょうか。バランス感覚も今現在のヘネラリーフェの方が数段勝っていますし、やけに人間臭いのも今の彼女。
 どちらも蒼乃がつくり出した同じヘネラリーフェというキャラなのに、魅力はもう段違いなような気がします。無論、つくり出す苦労も段違いでしたが(^^;) が!! これはやはり親バカ以外の何ものでもない心理でしょうか?(笑)

- オスカー・フォン=ロイエンタール -
(Oskar von Reuentahl)

height:184
weight:70
Blood type:A
weak point:リーフェ(二人きりのときはレニと呼ぶ)

 銀河英雄伝説原作内の既存キャラなので、今さら詳細な説明はいらないでしょう。が、やはりオリキャラと絡める関係上、蒼麻乃なりのテイストを加味させていただいちゃっております(^^;)
 蒼麻乃の描くロイエンタール象は、冷淡で冷酷に見えて、実は結構情が深かったりします。口下手で不器用で、つまり自分の感情を表現するのがとても下手なんですね。
 私邸の使用人や直属の部下など、彼の極至近にいる人間は、そんな彼の人間性をわかっているので、周囲の陰口など意に返さずでロイエンタールから離れようとはしないんです。
 両親との関係と、それに附随するトラウマは原作通りですが、ただ単純に母親を憎み、それ故の女性蔑視というのではなく、心の奥底に絶えず母親の温もりを求める想いを抱き続けている人でもあります。一言で言えば純で素直で一途な人なんですね。
 が、私のとんでもない解釈のおかげで、およそ原作のロイエタールのイメージからは懸け離れ、どこか脆くて弱い人間像に仕上がってしまいました。かと思えば、大胆不適且つ冷静沈着な司令官としての能力も無論十二分に兼ね備えており、ここぞという時には頼りがいのある男になってくれます。が、結局人間的大きさに関しては、ヘネラリーフェには適わないんですよねぇ(^^;)
 そんなわけで、彼女の前ではまるで子供のようになってしまうという、可愛い一面もうちの彼は垣間見せてくれます。無論これは全て蒼麻乃の妄想の産物なのですが(^^;)
 思うに、ロイエンタールが他人に心を開かないのは、優しさの裏返しではないかと思うのです。優しすぎるから傷付きやすく、それ故に彼は傷付けられる痛みから自らの心を守る為に敢えて心を閉じているのではないかと思うんです。つまり、ある意味自己防衛と言えるでしょう。
 また、傷付くことを恐れる余り、言葉にすることを躊躇う傾向もあるように思えます。相手に拒絶されるくらいなら永遠に孤独で構わないというこれまた自己防衛が働いてしまうのでしょう。
 更に彼はとても真面目で一途な人でもありますね。だからこそ、両親のことをなかなか吹っ切れずにいるのでしょう。
 ヘネラリーフェの存在は、彼の押し殺した感情を表に出すお手伝いをする存在とでもいいましょうか。彼女は、ロイエンタールにとっての癒し系グッズなのです(笑)
 彼女の存在があって、はじめてロイエンタールは生きる意味を探し当てることができ、生を実感できるようになったのだと思います。そして言葉の重要性も無論悟ったと思いますね。だから彼は、ヘネラリーフェには割と素直に思ったことを口にできるようになっていますし、感情面において随分表情豊かになったと思います。
 とは言うものの、ロイエンタールのイメージをここまで崩してしまって果たして良かったのか否か、今でも悩む所ですね。
 って、今更それを言うなよ<ぢぶん(^^;)ですよね……

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