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日溜まり
 

         俺の傍らには、日溜まりがある。
       この世で唯一、俺の気持ちをわかってくれ、
          そして笑いかけてくれる存在。
      今も、ソファの上でウトウトとする俺の身体に、
           そっと上掛けを掛けてくれ、
        そしてそのままソファの横に座り込み、
      日溜まりのような柔らかい髪を風に靡かせながら
         優しいアルトの声で歌を謡っている。
       俺が、最も至福の充足感を実感する時間だ。
           もし彼女に出逢わなければ、
        俺は生涯闇の中で生きていたに違いない。
        否、自らの命を絶っていたかもしれない。
       そんな俺に、彼女は光の世界を教えてくれた。
      俺の日溜まり……絶対に手放すことのできない、
      俺の天使、俺の女神、俺の命、唯一無二の存在。

 

Fin

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*かいせつ*

なんとなく思い付いて書いた詩です。
意味があるのか無いのか…自分でもわからない作品です(爆)

2004/04/06 かくてる♪ていすと 蒼乃拝

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